ProxmoxのVMの電源を、ブラウザの [Shutdown] から切れない際の解決方法を解説していきます。
いくつか方法がありますので、1つ1つ試してみてください。
環境
- Proxmox VE 8.0.3
- OpenMediaVault 6.9.3-1
結 論
3つあります。上から順に試してください!
- 各OSの「電源ボタンが押された際の動作」を「シャットダウン」に設定する。
- 「qemu-guest-agent」のインストール。
- 「acpid」「acpi-support」のインストール。
本編
電源ボタンの動作設定
ここでは例として、OpenMediaVaultのWebAdminの設定例を紹介します。
まず、以下のように進んでいき、電源管理の設定をします。
その後、「電源ボタン」の値を「パワーオフ」にします。
qemu-guest-agentのインストール
ホストからファイルシステムの一時休止/再開、ゲストの一時停止や再起動ができるライブラリです。
仮想化マシンでは普通入っているはずですが一応。
sudo apt install qemu-guest-agent
上記コマンドでインストールしましょう。
これでも治らない方は下へどうぞ。
acpid、acpi-supportのインストール
これらは電源ボタンの操作の制御などを担当するライブラリです。
よくわかりませんが、標準で入っている場合と入っていない場合があるっぽいので掲載しておきます。
sudo apt install acpid acpi-support
acpidの有効化も忘れずに。
sudo systemctl start acpid
sudo systemctl enable acpid
今回筆者が試してみた方法は以上です。
おわりに
今回は、Proxmoxなどの仮想化ソフトウェア使用時に、ホスト側から電源が切れない問題を解決する方法を紹介しました。
今回試した仮想化仮想化ソフトウェアはProxmoxのみのため、他の環境で動作するかは未確認ですがたいていの場合は大丈夫だと思います。
何かおかしな部分がありましたら遠慮なくコメントしていってください。
それではー
参考記事
BUG? VM don't Stop, Shutdown, ...
A fresh install of VM (KVM) don't stop From web interface Stop menu. From Web Console Stop or Shutdown Only can halt for...
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